手洗い器(手洗ボウル)と洗面器(洗面ボウル)の違いは色々な意見があります。また、はっきりと区分けできるものとそうでないものがあります。認証機関や当社が決めている定義をご紹介します。
 

手洗い器と洗面器の定義

 

(財)ベターリビングの定義

「住宅に用いられる洗面器のうち単水栓を用い、ため洗いができるものか又は手洗器のうち、主にトイレ内で手を流し洗いで洗浄することを目的としたものを対象とする」としています。
要約すると

  • 住宅における手洗い器:水栓(単水栓・混合栓)を用い、主にトイレで手を流し洗いで洗浄することを目的とした器具。
  • 住宅における洗面器:水栓(単水栓・混合栓)を用い、手、顔を流し洗いで洗浄出来、またため洗いができる器具。

となります。
 

JIS規格の定義

一方、JIS規格ではボウルの大きさで定義しています。洗面器の必要寸法を幅450mm以上、手洗器の必要寸法を幅が450mm未満としています。

種類 サイズ 奥行
洗面器 必要:545以上
推奨:560又は610
推奨:460又は510
必要:450以上545未満
推奨:500、510又は530
推奨:400、430又は460
手洗器 必要:450未満
推奨:400
推奨:320

出典:JISA5207 衛生器具-便器・洗面器類

 

当社の基準

当社の基準は、ボウル単体の販売をしている関係から、まずボウルの大きさで判断しています。
円形のボウルの場合、直径が400以上を洗面器、それ以外を手洗い器としています。
四角形のボウルの場合は、幅もしくは奥行きが400以上を洗面器、それ以外を手洗器としています。
顔を洗ったときに水はねしにくい大きさを基準にしています。

洗面器の例:HW1052-W

洗面器の例:HW1052-W

 
 

手洗器の例:HW10530-W

手洗器の例:HW10530-W

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